語学学校の選び方(主に生活面)

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セブ島に関わらずフィリピンには語学学校がたくさんあります。各学校それぞれ強みや特色があります。自分が求める方向性と合わないと、その留学はかなり辛いものになると思います。

ストイックに英語の勉強をする学校、交流に主軸を置く学校…、そういったものは公式サイトからある程度判断できると思います。ここではそれ以外のことについて触れたいと思います。

 

学校の選び方

 

食事と学校の規模

 

フィリピン留学で学校の食事の「味」を気にされる方はかなり多いです。「味」について書かれているブログはたくさんあるので、ここではそれ以外の面について書きたいと思います。なぜならある一定の層の人たちにとっては「味」は二の次だからです。

多くの学校は校舎と寮が同じ敷地内にあって、学校が食事を提供してくれます。学校によっては休日の食事提供がなかったりしますけど。

外食すると移動、店選び、注文してから料理が出てくるまでを合わせると結構時間がかかります。現地の人が行く店はお腹を壊すこともあるし、毎日ファストフードも厳しい。それにフィリピンで野菜を使った料理を外食で食べるのはなかなか難しいです。こういったことが学校のおかげで解消されているので、その辺りはありがたく思っています。何せ毎日のことですから。

しかし、学校の食堂で食事をするということは「毎日3食他人と顔を付き合わせて飯を食う」ということを意味します。このことに私はかなり参りました。なぜなら実家住まいでも時間帯がずれて毎食家族と顔を合わせることってないと思うのですが、それが他人と毎日3回…。これはキツかった。

じゃあ一人で食事をすればいいと思うでしょうが、私はこの点で校舎選びに失敗しました。なぜなら人数が少ない校舎でぼっち飯は悪目立ちします。例えるなら中学や高校の三十数人ぐらいのクラスみたいなもので、どうしてもグループって出来てしまいますし。

人とご飯を一緒にするのはたまにだから良いと思うんですが、どうも周りはそうではない。もう他人にどう思われようと一人飯を強行したけども。

ところが100人超の大規模校舎に移った人から話を聞いたところによると、決まったグループで食べるにはあらかじめ場所と時間を決めておかないと難しいとのこと。あくまで少人数校に比べればってことですが。
ですので特に一緒に食べたい人が居ない場合、適当に近くに座った人と食事するにしてもその時限りの刹那的関係になるし、ぼっちで食事することになっても目立ちにくいのではと思います。自分としてはこちらの方が向いていたんじゃないかと留学も半ばを過ぎてからわかったことなんですが…。

協調性に欠ける、群れるのが嫌など、何かとぼっちになりがちな人は、大規模校か食事提供のない学校が無難です。食事は重要なポイントで、ここを軽んじると辛い日々を送ることになります。

 

住まい

 

学校の敷地内にあることが多く、移動時間の節約と外に出ないため治安面や交通面でも安全に過ごすことができます。食事、洗濯など生活にかかってくる費用はあらかじめ料金に含まれているためリーズナブルです。学校によってはプールやジムもあり気分転換をはかることができます。ただし門限や飲酒不可などの校則が厳しいところもあったり、wifiが食堂しか繋がらないなど不便な面もあるのでよく調べておきましょう。

 

ホテル

学校の近所のホテルを借り上げてホテル寮にしているところが多いです。食事、洗濯等の生活面の費用は別途支払うため費用は高めです。道を隔てた向こう側に学校がある場合、横断歩道も信号もない道路を渡るので慣れないうちは大変かも知れません。また学校とホテル間に送迎バスを出してくれるところもあります。ホテルに戻ってきたら勉強しようが遊ぼうが自由なのが魅力ですが自制心が問われます。

 

留学時期

 

繁忙期

学費・航空券その他諸々の費用は高くなります。全体的に人が増えて特に学生が多くなります。同じ学校でも閑散期と比べて雰囲気が変わります。臨時講師が増えるため質が落ちるとも言われています。何せ人が多いため卒業式が2部制になったりスピーチ時間の短縮を求められたりする場合もあります。

 

閑散期

学費・航空券等が安い時期です。講師は常勤の人たちになるので質は安定しています。長期留学者や社会人が増えるので落ち着いて勉強したい人向きです。ただ入学卒業の人の入れ替わりが少ないため、バッチメイト(同日入学者)が居らず心細い思いをしたり、卒業する週の生徒が自分一人しか居らずスピーチも写真撮影も一人というケースもあります。

 

部屋の種類

 

一人部屋

他人に生活リズムを惑わされることなく自分のペースで過ごすことができます。デメリットは料金が割高なことと、虫が出た時一人で駆除することです。(フィリピンは清潔にしていても虫が出るのは普通です。)

 

複数人部屋

二人部屋、三人部屋、六人部屋など学校や校舎によって様々ですが、費用が抑えられるのが大きなメリットです。留学前半を複数人部屋にして人間関係の構築、ルームメイトを勉強のペースメーカーにして学習リズムを作り、慣れてきた後半から一人部屋に変更するといった使い方をしている人もいました。ただし、いびきやシャワーの順番、トイレの時間等の生活面に悩まされるデメリットはあります。  

 

 

学校選び参考サイト

 

フィリピン留学ラジオ

既に学校を決めた後にこのサイトを知ったので、今回の学校選びでは使ってないけどよく読んでました。メリット・デメリット両方書いてあるのはここぐらいじゃないでしょうか。掲載されている学校の種類も場所も幅広いです。

読んでいてこれは参考になると思ったのが、学校を選ぶ際に経営者のtwitterを見て自分と意見が合うかどうかを判断されている方がいたことです。

というのも語学学校はどこも歴史が浅くベンチャーなので、経営者の考えがモロに左右されるからです。同じ学校で辛い思いをした人もいれば、水に合う人もいて万人受けする学校ってないんだなとつくづく思いました。相性って本当に大事です。

 

ph-radio.travel-book.info

 

 

フィリピン留学のおすすめ漫画

 

フィリピンではしゃぐ。 

イラストレーターのはしゃさんのフィリピン留学体験記です。セブではなくてバギオに留学されています。大変読み応えがあり絵も素敵で面白かったのでおすすめです。特に食べ物の描写がいいですね。

hasya.booth.pm

 

最後に

学校の公式サイトってどこも割と立派だし、紹介されてる生徒は学校の宣伝になるような優秀な人たちなので、いいことしか書いてません。

学費や他人の評判だけで判断せず、ご自身の「ここは外せない何か」を決して疎かにしないで色々情報収集してみてください。