【感想】となりの億万長者
この本は、億万長者とはどんな人たちなのかというのを、
アンケート等を通して分析したものです。
本書の内容は一貫して、億万長者になるためには
- 一定額を稼ぐ(年収700万程度以上)
- 倹約家になる
ということの重要性を何度も何度も繰り返して書かれています。
高収入≠お金持ち
どれだけ稼ぎが多くても、支出が多ければ資産を築くことはできません。
むしろ稼ぎが多くてステータスのある職業の方が、
お金のかかる生活を余儀なくされます。
人付き合いにお金がかかるし、それに見合った服装をします。
車も数年おきに高級車を買い替え、
そして高級住宅街に住み、子供を私立学校へ通わせます。
彼らはお金持ちのイメージを与えるけど、意外にそうではないようです。
資産がない者をお金持ちとは呼ばない。
自分の場合、倹約の方はできるかもしれないけど、問題は稼ぐ方かな…。
稼ぎの多い職業じゃなくても年収700万円稼いで、
倹約に努めて資産を持てば、本書でいう金持ちになれるそうですが。
とはいえ年収700万円というと、今の自分の年収の2倍以上になります。
現実的に高卒女子でこれだけ稼げる人は、雇われでは皆無。
副業やるか自営業しか選択肢がないです。
大半の金持ちは
- 自分で会社を経営している
- 独立して事務所を開いている専門職
ですからね。
最後に本書のイントロダクションに書かれている7つの法則を紹介して終わります。
- 彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する。
- 彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している。
- 彼らは、お金の心配をしないですむ事のほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。
- 彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない。
- 彼らの子供たちは、経済的に自立している。
- 彼らは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ。
- 彼らは、ぴったりの職業を選んでいる。

- 作者: トマス・J・スタンリー,ウィリアム・D・ダンコ,斎藤聖美
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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